Legal Dungeon
おはようございます。
「どうしたお前普段と毛色違うくない?」
いやね。
「面白ゲーム紹介!」つって、メジャーなゲームだったり、そんなに役に立たないこと多いじゃないですか。(当社比)同じ情報発信者としてなんだかなぁ~と、本当に普段ゲームプレイしてるの君?って言いたくなるのですよ。
まあそんな中でも電撃とか雑誌まで出してるガチの企業はちゃんと調べてるからいいんですけどね。それでもやっぱり1人のゲーム好きの忖度なき意見っていうのも出しておこうと思ってね。
なんで幼少期より様々なゲームをずっとプレイし続けて、今後の一生涯もプレイし続けるだろうゲーマー(個人的には他人に言われたくないカテゴライズNO.1)の私が、”あまり人に紹介されてなくてガチで面白いゲーム”をご紹介してやろう!という記事でございます。
また、ゲームという嗜好品は個人の感性の如何によって強く感想が分かれますことをご承知の上でご観覧いただけますようお願い致します。
予防線は張りましたよ?
これで「お前の紹介したゲームおもろなかったわ!金返せ!」って怒らないでね?
今記事はどんなゲーム?→面白いところの順に説明してます。正直前半はどうでもいい説明ではあるので後半だけでいいかもしれません。
んじゃ、
商品ページは下記URL

当ゲームをお勧めできる人
例えばこんな人
- 考えるのが好きな人
- 「逆転裁判」「ダンガンロンパ」などゲーム内の証拠から”推理”するのが好きな人
- 「綾辻行人の館シリーズ」「エラリー・クイーンの前期の推理小説」などが好きな”本格推理派”の人
- アンソニー・ホロヴィッツの小説や様々な叙述トリックを使う推理物が好きな”ストーリーテリング重視”な人
- 「ひぐらしのなく頃に」「レイジングループ」などのちょっと怖い推理を含むノベルゲームをやる人
- 「Replica」「Papers Please」などの1つのゲーム画面内で進行するにも拘らず、広い世界観を体験できる想像豊かな人
- 「六法全書」が愛読書な人
- 「いやぁ、うみねこのなく頃に面白かったなぁ、なんか面白い推理ゲームとかないのかあ~?」←これは俺。
- ヒントくれる捜査お助けAI「あおい」に愛着がわけそうな人

当ゲームのジャンル
めっちゃ主観でいうとこんなジャンル
- 【枝別れ型エンディング多数・分岐あり】最後だけでなく道中の選択肢でもエンディングが数種類に分岐する(当ゲームは14つ。最後の選択肢だけで分岐する奴は分岐ありの表記をするなという愚痴)
- 【仕事タイムアタック妄想系】仕事を「ゲームだったらこんな感じよな」って妄想する感じ(意外と共感してくれる人いるでしょ)
- 【文章インタラクティブ型】ゲーム内文章に直接選択範囲がある(ダンガンロンパとか)
- 【社畜模倣ゲーム】社畜模倣ゲーム
- 【意味が分かると深いゲーム】脳死プレイするとつまんないけど分かっちゃうと「ふけっ!このゲームふけーよ!」的な
- 【性格診断系】あなたの性格がゲーム進行に色濃く出る
- 【本格推理ゲーム】ヒント少な目、適当プレイクリア不可
対応プラットフォーム
- ps4
- xbox one
- switch
- mac os
- win os
意外と多い
プレイ時間
私は30.8時間。
わからなすぎて攻略見ちゃった!テヘペロ
ただクリアするだけなら頭いい人で10時間。頭悪い人(つまり私)は30~一生。クリアできてないやん!
全エンディング・アイテム回収で40時間とかですかね。
Legal Dungeon ってこんなゲーム。

『リーガルダンジョン』は警察官になり、捜査書類を作成するゲームです。あなたは窃盗、殺人など8つの事件と関係のある捜査書類を読み、関連法令と判例に従い最終的な捜査意見を作成していきます。個人の人生を天秤にかけながら、すべてのアイテムを手に入れてみましょう。
Steamストアページより抜粋
「うわ、なんかめんどくさそうなゲームだな」
まあね。
正直言って絵面は基本「調査書類」と「主人公の頭の中」っていう2種類しかないし、本当の韓国の法律を基に頭を悩ませながら文章の中から犯罪に結びつく言葉をクリックするだけ、っていうくそ地味な構成で出来上がってます。
上記した通り、銃を撃ちたかったりド派手な魔法を使いたい人は残念ながら合わないゲームです。私の友人みたいな。
このゲームの基本フローはこんな感じ
書類確認
最大数十ページに及ぶ報告書や証拠書類に目を通す。ついでにその事件に関連する判例や用語も観ておく。
用語や判例を左上の検索窓にドラッグアンドドロップするといちいち探す手間が省けます。

意見書作成
上記書類の中から意見書に使うキーワードを集めて意見書作成。例:加害者の名前・罪名・状況説明
「あおい」を下にスワイプするとヘルプを確認できます。

Legal Dungeon(法定洞窟)に挑む。
意見書(装備)を元に、起訴か不起訴かを決めるダンジョンに挑む。
ただ起訴にするための選択もできるし、不起訴にするための法の抜け穴を選択することもできる。全てプレイヤー次第というわけです。
主人公には間違えられる回数が決まっている。下の画像では3回間違えたらゲームオーバー、ダンジョン前からやり直し。HP上のG、ゴールドは後に画面を彩るアイテムを買うことができる。被疑者のGは”有罪”にすることで獲得できる。


有罪か、無罪か。
ダンジョンの結果により意見書の最後のページが作られる。最後に印鑑を押して仕事が終わる。
下の画像は第1章を無罪でクリアした場合の意見書。第1章は簡単なので起訴不起訴どちらも体験してから進むとわかりやすい。

警察(主人公)、検察、裁判所の見解によって最終的に被疑者が有罪か無罪か決められる。
主人公はただの一社員で、警察官共通の殺人15点、窃盗2点といった特殊な評価制度(日本でも交通の点数稼ぎは話題になることはあるだろう)によって起訴すると昇進するが、不起訴の見解にすると検挙率の低い警官とみなされ最悪クビにされる。また、裁判所と同じ見解になると法機関ランクが上がるが、こちらに大きな報酬はない。

本当に面白いのはここ!(ネタバレを少し含みます)
ストーリーとゲームとの融合。
面白い点はこれにつきます。
ネタバレになるのであんまり言いたくなくて、自分で気づいてほしいんですけど、
そのうえで少し思わせぶりな紹介をしようと思います。
あなたは”模範的な労働者”になれるか?
このゲームはプレイヤーが起訴・不起訴にすることによりストーリーが分岐します。
ヒントをくれるAI「あおい」の手を借りて、”しっかりと業務を遂行”すれば必ず最後までストーリーを見ることができます。ストーリーの進行確認は枝状に可視化されていて、その最後まで伸びるど真ん中を進行できます。クビにされることなく警察官として成功できるわけです。
もし、このゲームをプレイしたあなたが”指示の通りに、「あおい」に助けられ、ただゲームオーバーを回避して最後までストーリーを見た”のならば、あなたは”模範的な労働者”であり、あなたはきっと日々を盲目的に目の前の目標にただまっすぐ頑張れる人なのだと思います。
そして、あなたが普通のいいひとであればクリア後にこう思うはずです。
「なんて主人公だ」
そして同時にあなたの本性が現れます。
あなたは”模範的な労働者”でしたか?
この答えに良し悪しはありませんが、私としてはこれが皮肉にならないことを願います。
ちりばめられた様々な人格
警察官である主人公が出会う様々な人たちがいます。
彼らは書類やメール上でしか交流がありません。顔も知らない。しかしとても個性的です。

上の画像はメールの画面になりますが書類作成中にメールが届きます。時には返信をしたりもします。警察署内にはこの渋川のように真実を追い求めるTHE若者な人もいたり、警察の仕事に不信感を持つもの、昇進を祝ってくれるノリのいい先輩。被疑者やその他関係者とも話をしたり聞いたりすることができます。全員が方向性の違いはあれど信念を強く持ち、忘れることの出来ない人ばかりです。
きっとあなたが共感できる思考を持つ人物もいると思います。
もしあなたが”模範的な労働者”から抜け出そうと考えるのであれば、彼らの思考をベースに推論を立て直すのも1つの攻略法です。
きっとすべてを見たあなたは選択の重要性を再確認する。
あなたが道端の小石を蹴飛ばしたから今の地球があるかもしれない。
「バタフライエフェクト」
人格の形成とはこのような様々なバタフライエフェクトの上で成り立っているとされています。
このゲームをプレイしてすべてのエンディングを見ることができたあなたは、きっと選択の重要性に気付くことができたでしょう。
あなたの人生の中で面白かったゲームになっていると発信者冥利に尽きます。
参考
クリア後に見るとかなり面白い考察を紹介します。

商品ページ(steamページに飛びます)

実は当記事よりわかりやすい企業様の紹介記事

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